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神棚のお札の並べ方で4枚ある時は?正しい配置と重ね方を解説

神棚のお札の並べ方で4枚ある時は?正しい配置と重ね方を解説 神社・神道

神棚にお祀りするお札が増えてしまい、手元に4枚あるけれど並べ方がわからずに困っていませんか?通常、神棚には伊勢神宮の神宮大麻、氏神神社、崇敬神社の3枚を祀るのが一般的とされていますが、旅先で受けたお札や特別な祈願をしたお札が加わると、4枚になってしまうことは珍しくありません。

数が合わないからといって適当に並べてしまうと、神様に対して失礼にあたるのではないかと不安になる方も多いでしょう。この記事では、三社造りや一社造りといった神棚の形式に合わせて、神棚のお札の並べ方について4枚の場合を例に、正しく美しく祀るための具体的な配置方法や重ね順について解説します。

氏神様が2社ある場合などの特殊なケースや、お札が増えた際の注意点についても触れていますので、ぜひ参考にしてください。

この記事でわかること:

  • 三社造りで4枚のお札を祀る際の正しい配置場所
  • 一社造りの場合にお札を重ねる正確な順番
  • 氏神様が2社ある場合など特殊なケースの対応策
  • お札の枚数が増えた時の基本的な考え方とマナー

神棚のお札の並べ方で4枚ある時の正しい配置方法

  • 三社造りの神棚なら左側の扉に重ねて配置する
  • 一社造りの神棚は4枚すべてを手前から奥へ重ねる
  • なぜ左側に重ねるのか?神道の優先順位を解説
  • 祀るお札の種類(神宮大麻・氏神・崇敬)をおさらい
  • スペースが広くお札を横一列に4枚並べる場合
  • お札を包んでいる薄紙は外すべきかそのままで良いか

お札が4枚あると、どこに入れればいいのか迷いますよね。神棚の形によって並べ方が変わるので、まずはご自宅の神棚が扉が3つあるタイプか、1つだけのタイプかを確認しましょう。

三社造りの神棚なら左側の扉に重ねて配置する

三社造りの神棚なら左側の扉に重ねて配置する

扉が3つ並んでいる「三社造り」の神棚において、お札が4枚ある場合は、基本的に「左側の扉」の中に複数枚を重ねて納めるのが正解です。三社造りでは、中央に最も格が高い伊勢神宮のお札(神宮大麻)、向かって右側に地域の氏神様(氏神神社)、そして向かって左側に個人的に信仰している崇敬神社のお札を納めるのが基本ルールとなっています。

そのため、4枚目のお札は「崇敬神社」の枠に含めて考え、左側の扉に2枚重ねて配置することになります。

左側の扉への重ね方:
一番手前(正面から見て見える位置)に、より格が高い神社や、ご自身にとって縁が深い神社のお札を置きます。そのすぐ後ろに4枚目のお札を重ねてください。

このように配置することで、中央と右側の重要なポジションを崩すことなく、神様に失礼のない形で4枚すべてをお祀りすることができます。無理に別の場所に置いたりせず、左側のスペースを有効活用しましょう。

一社造りの神棚は4枚すべてを手前から奥へ重ねる

扉が1つしかない「一社造り」の神棚の場合は、もともとすべてのお札を重ねて納める仕組みになっています。そのため、4枚ある場合も同様に、一番手前から奥に向かって優先順位の高い順に重ねていくのが正しい並べ方です。

具体的には、一番手前に伊勢神宮の「神宮大麻」、2番目に地域の「氏神神社」、3番目に「崇敬神社A」、一番奥の4番目に「崇敬神社B」という順番になります。

順番 お札の種類 備考
1番手前 神宮大麻 天照大御神(伊勢神宮)
2枚目 氏神神社 住んでいる地域の神様
3枚目 崇敬神社(A) 個人的に信仰する神社
4枚目 崇敬神社(B) その他の神社

このように重ねることで、神道の考え方に基づいた序列を守ることができます。ただし、4枚重ねると厚みが出てしまい、扉が閉まらなくなることがあるかもしれません。その際は無理に押し込まず、扉を少し開けたままにするか、後述するお札立ての活用を検討してください。

なぜ左側に重ねるのか?神道の優先順位を解説

なぜ左側に重ねるのか?神道の優先順位を解説

神棚にお札を並べる際、なぜ4枚目を左側に重ねるのかというと、そこには神道における明確な「優先順位(序列)」が存在するからです。神棚の中では、「中央」が最上位、次が「右」、その次が「左」という順番で格が決まっています。

これを家族に例えるなら、中央が家長、右がその補佐、左が客人や子供といったイメージに近いかもしれません。

お札の種類で言うと、「神宮大麻(中央)」は日本国民の総氏神様であり別格、「氏神神社(右)」は生活基盤を守る神様で次に重要、「崇敬神社(左)」は個人の祈願に関する神様という位置づけです。4枚目のお札は通常、個人的な崇敬神社や旅先で受けたお札であることが多いため、優先順位としては3番目の「左側」のカテゴリーに含まれます。

したがって、上位である中央や右側の神様の場所を侵さないよう、左側でまとめてお祀りするのが礼儀作法として正しいのです。

祀るお札の種類(神宮大麻・氏神・崇敬)をおさらい

4枚のお札を正しく並べるためには、それぞれのお札がどの種類に該当するのかを正確に把握しておく必要があります。基本となる3種類のお札について、改めて確認しておきましょう。

この部分は横にスクロールできます。

種類 説明
神宮大麻
(じんぐうたいま)
伊勢神宮のお札で、「天照皇大神宮」と書かれています。日本の総氏神様として、全国の家庭で一番大切に祀られます。
氏神神社
(うじがみじんじゃ)
現在住んでいる地域の神様のお札です。生活全般や地域の安全を守ってくださる神様です。
崇敬神社
(すうけいじんじゃ)
個人的に信仰している神社や、厄除け・商売繁盛などでご祈祷を受けた神社のお札です。

ご自身が持っている4枚のお札を見て、どれがどれに当たるか分類してみてください。「天照皇大神宮」と書かれたお札は必ず中央(または最前面)になります。残りの3枚のうち、地元の神社のお札が氏神様、それ以外は崇敬神社として扱うのが一般的です。

スペースが広くお札を横一列に4枚並べる場合

スペースが広くお札を横一列に4枚並べる場合

神棚の棚板が非常に広く、三社造りの宮形(お社)の横にも十分なスペースがある場合や、そもそもお社を使わずにお札を並べて祀っている場合は、横一列に4枚並べることも可能です。この場合の並び順も、基本の優先順位である「中央→右→左」のルールに従います。

具体的には、まず中心に「神宮大麻」を置きます。その右隣に「氏神神社」を置き、左隣に「崇敬神社(A)」を置きます。そして4枚目となる「崇敬神社(B)」は、さらに左側(崇敬神社Aの左隣)に配置します。

つまり、中央を中心にして、右、左、そのまた左、というふうに外側へ広げていくイメージです。この並べ方なら、お札同士が重なることなく、すべてのお札の正面を拝むことができます。

お札を包んでいる薄紙は外すべきかそのままで良いか

神社でお札を受けると、薄い半紙のような紙で包まれていることがありますが、これを外すべきかどうかで迷う方も多いでしょう。結論から言うと、どちらでも構いません。この薄紙は、皆様の手元に届くまでに神聖なお札が汚れないようにするための「保護カバー」のような役割を果たしています。

お札の文字(神様のお名前)がしっかり見えるように外して祀る方が多いですが、ホコリ除けとして付けたままにしても失礼にはなりませんよ。

ただし、お札を4枚重ねて祀る場合、薄紙がついていると滑りやすかったり、厚みが増して納めにくかったりすることがあります。そのような場合は、薄紙を丁寧に取り外してから納めると、すっきりと安定して祀ることができるのでおすすめです。

神棚のお札の並べ方で4枚祀る際の注意点と特殊なケース

  • 氏神様が2社あって合計4枚になる時の並べ方
  • お札が5枚以上に増えてしまった時の対処法
  • 厚みで扉が閉まらない時はお札立てを活用する
  • 神棚を設置する正しい方角と高さのルール
  • 4枚のお札に対するお供え物と神具の考え方
  • 古いお札の処分方法と返納するタイミング
  • 神棚のお札の並べ方で4枚の場合に関するまとめ

ここまでは基本的な4枚の並べ方を解説してきましたが、中には「氏神様が2つある」といった特殊な事情をお持ちの方もいるでしょう。ここからは、イレギュラーなケースへの対応や、神棚を祀る上で知っておきたい大切な注意点について詳しく解説していきます。

氏神様が2社あって合計4枚になる時の並べ方

氏神様が2社あって合計4枚になる時の並べ方

引っ越したばかりで以前の土地の氏神様も大切にしたい場合や、会社と自宅それぞれの地域の氏神様を祀る場合など、「氏神様」のお札が2枚になり、合計で4枚になるケースがあります。この場合も、優先順位のルールを適用して配置を決めます。

三社造りの場合、右側の扉が「氏神様」の定位置ですので、右側の扉の中に2枚の氏神様のお札を重ねて納めます。このとき、現在住んでいる(拠点を置いている)地域の氏神様を一番手前にし、以前の地域の氏神様や兼務している氏神様をその後ろに配置します。

左側の扉には、通常通り崇敬神社のお札を納めます。決して4枚目を適当な場所に置くのではなく、「役割(カテゴリー)」ごとに扉を決めて、その中で重ねるというのがポイントです。

お札が5枚以上に増えてしまった時の対処法

お札が4枚どころか、5枚、6枚と増えてしまった場合も、基本的な考え方は変わりません。三社造りであれば、中央(神宮大麻)と右側(氏神神社)は原則1枚ずつ(氏神が複数の場合を除く)とし、残りの崇敬神社のお札はすべて左側の扉に重ねて納めます。

枚数が増えても、神棚の役割分担を変える必要はないのです。

注意点:
あまりにお札が多くなりすぎて扉に入り切らない場合や、管理がしきれないと感じる場合は、本当にお祀りし続けられるかどうかを見直すことも大切です。崇敬神社のお札は1年ごとに新しく受けるのが一般的ですが、遠方でなかなか行けない場合は、感謝を伝えて近くの神社でお焚き上げをお願いすることも検討しましょう。

厚みで扉が閉まらない時はお札立てを活用する

厚みで扉が閉まらない時はお札立てを活用する

一社造りや小型の三社造りの場合、4枚のお札をすべて中に納めようとすると、厚みで扉が閉まらなかったり、お札がつかえてしまったりすることがあります。そのような時は、無理に扉の中に押し込む必要はありません。

お札が傷んでしまっては本末転倒ですので、柔軟に対応しましょう。

一つの方法として、入り切らないお札(4枚目の崇敬神社など)は、神棚のお社の横(外側)に立てかけて祀る方法があります。また、ホームセンターや仏具店などで販売されている簡易的な「お札立て」を購入し、神棚の横に並べて配置するのも良いでしょう。

大切なのは、粗末に扱わず、清浄な場所にきちんとお祀りする心です。

神棚を設置する正しい方角と高さのルール

お札を4枚正しく並べたとしても、神棚自体の設置場所が間違っていては効果も半減してしまいます。神棚を設置する際は、以下の2つのポイントを必ず守るようにしましょう。

  • 向き(方角):神棚の正面(お札の正面)が「南向き」または「東向き」になるように設置します。これは、太陽の光が当たる明るい方角が良いとされるためです。
  • 高さ:大人の目線よりも高い位置にお祀りします。「神様を見下ろさない」という敬意を表すためです。また、人が頻繁に行き来するドアの上や、下をくぐるような場所は避けるのが無難です。

4枚のお札をお迎えする機会に、改めて神棚の環境を見直してみるのも良いかもしれません。

4枚のお札に対するお供え物と神具の考え方

4枚のお札に対するお供え物と神具の考え方

「お札が4枚あるから、お水やお米も4つずつ用意しないといけないの?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、その必要はありません。神棚にお供えする神具(米・塩・水・酒・榊)は、神棚全体に対して1セット用意すれば十分です。

一般的なお供えの基本は、中央に「お米」、向かって右に「お塩」、向かって左に「お水」の3点です。お札の枚数に関わらず、この基本セットを毎日(または決まった日に)新鮮なものに取り替えることが、神様への一番の供養となります。

枚数が増えたからといって負担を感じる必要はありませんので、安心してお祀りしてください。

古いお札の処分方法と返納するタイミング

新しいお札を受けて4枚になった際、古いお札がそのまま残っていないでしょうか?お札は基本的にお受けしてから1年でお役目を終えると考えられています。また、願いが叶った場合(願解き)も返納のタイミングです。

古いお札をいつまでも手元に置いておくのは避け、感謝の気持ちを込めてお返ししましょう。

返納の方法:
基本的には、お札を受けた神社にある「古札納所(こさつおさめじょ)」へお返しします。遠方の神社で直接行けない場合は、近くの神社の「どんど焼き」やお焚き上げで預かってもらっても問題ありません。ただし、お寺のお札は神社ではなくお寺へ返すのがマナーですので注意してください。

神棚のお札の並べ方で4枚の場合に関するまとめ

神棚のお札の並べ方で4枚の場合に関するまとめ

さいごに、記事の内容をまとめます。

  • 4枚ある時は神棚の形式(三社か一社か)で並べ方が変わる
  • 三社造りの場合は「左側の扉」に重ねて納めるのが基本
  • 左側の扉には崇敬神社のお札を配置するルールがある
  • 重ねる順は手前を上位とし、奥へ向かって重ねていく
  • 一社造りは「伊勢→氏神→崇敬A→崇敬B」の順で手前から重ねる
  • 神棚の優先順位は「中央>右>左」であることを理解する
  • 4枚のお札は神宮大麻、氏神神社、崇敬神社の3種類に分類する
  • 氏神様が2枚ある場合は「右側の扉」に2枚重ねて納める
  • お札の薄紙は汚れ防止なので外してもそのままでも良い
  • 横一列に並べるなら中央から「右→左→左の外側」へ広げる
  • 厚みで入らない場合は無理せず神棚の横に立てかけても良い
  • お供え物は4枚分用意する必要はなく1セットで十分である
  • 方角は南向きか東向き、目線より高い位置に設置する
  • 古いお札は1年を目安に感謝を込めて神社へ返納する
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