自宅に神棚をお祀りしたいけれど、本格的な白木造りのものは数万円もするし、現代の洋室やマンションにはサイズが大きすぎて置き場所に困ると悩んでいませんか。
実は、身近なダイソーの商品をうまく組み合わせることで、低予算でも失礼にならず、インテリアに馴染むおしゃれな神棚セットを作ることができるのです。
「100均のもので神様をお祀りしても大丈夫なの?」と不安に思う方もいるかもしれませんが、神棚において最も大切なのは金額ではなく、日々の感謝を伝える心と、清潔に保つことです。
この記事では、ダイソーで手に入るアイテムを使った神棚の具体的な作り方や、賃貸でも安心な壁を傷つけない設置アイデア、そして最低限守るべきマナーについて詳しく解説します。
初めての方でも、今日からすぐに実践できる方法ばかりですので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること:
- ダイソーの売り場で揃う神棚用アイテムの種類
- 100均グッズを使ったおしゃれな神棚の組み合わせ実例
- 賃貸でも壁を傷つけずに設置するための工夫
- 神様に対して失礼にならないための正しい配置とマナー
ダイソーで神棚セットを揃える方法とおすすめアイテム
- 神棚セットとして使える商品の正体と売り場
- お札立ての種類とモダンなデザインの選び方
- 陶器製の本格的な神具セットの揃え方
- 棚板やウォールシェルフの活用アイデア
- セリアや無印良品との比較と違い
- 賃貸でも安心な壁掛け設置のポイント
- お札だけでシンプルに飾る方法
神棚セットとして使える商品の正体と売り場

まず結論からお伝えすると、ダイソーには「これ一つ買えば全てが揃う」というパッケージ化された「神棚セット」という商品は、基本的には常時販売されていません。
一部の大型店舗や年末年始のシーズン商品として簡易キットが登場することはありますが、非常に稀です。
そのため、ダイソーで神棚を用意する場合は、いくつかのアイテムを組み合わせて「自作セット」を作るのが基本となります。

箱に入ったセット商品を探しても見つからないことが多いから、自分でパーツを選んでいく楽しさがあるんだよ。
では、店舗のどこに行けば必要なアイテムが見つかるのでしょうか。ダイソーの店内は広いため、探し回るのは大変ですが、主にチェックすべき売り場は以下の2箇所です。
| 売り場コーナー | 見つかるアイテムの例 |
|---|---|
| インテリアコーナー | ウォールシェルフ(棚板)、フォトフレーム、木製スタンド |
| 仏具・神具コーナー | お札立て、陶器の神具(水玉・榊立てなど)、お線香関連 |
多くの店舗では、仏具や神具の特設コーナー(冠婚葬祭用品の近く)が設けられており、そこにお札立てや神具が陳列されています。一方で、神棚の土台となる「棚板」に関しては、インテリアコーナーにある「ウォールシェルフ」や「飾り棚」を流用するのが一般的です。
このように、一つの売り場だけで完結しないことが多いため、まずはインテリアコーナーで土台を選び、そのサイズに合わせて神具コーナーで小物を揃えるという流れで買い物を進めると、サイズ選びの失敗を防げます。
お札立ての種類とモダンなデザインの選び方
神棚の中心となるのは、神社からいただいたお札(御神札)をお祀りする「お札立て」です。ダイソーでは、伝統的なデザインから現代の住宅に馴染むモダンなものまで、いくつかの種類が販売されています。
もっともオーソドックスなのが、白木(無塗装の木材)で作られたシンプルな「お札差し」です。これは100円〜200円程度で購入でき、壁に掛けたり棚の上に置いたりして使用します。
装飾が少なく素朴なデザインなので、和室はもちろん、白い壁の洋室にも違和感なく溶け込みます。
最近人気を集めているのが、「鳥居付きのお札立て」です。
小さいながらも鳥居の形があしらわれており、置くだけで神聖な雰囲気が増すと評判です。また、これらのお札立てを選ぶ際は、以下のポイントに注意して選びましょう。
また、インテリアにこだわる方の中には、あえて専用のお札立てを使わず、ダイソーの「透明アクリルフォトフレーム」や「木製イーゼル(スタンド)」をお札立てとして代用するケースも増えています。
これらはモダンなリビングに置いても「いかにも神棚」という圧迫感がなく、スタイリッシュにお祀りできるため、若い世代を中心に支持されています。
ご自身の部屋の雰囲気や、お祀りするお札の枚数(1枚なのか、3枚なのか)に合わせて、最適なデザインを選んでみてください。
陶器製の本格的な神具セットの揃え方

お札立てだけでなく、お水やお米をお供えするための「神具(しんぐ)」もダイソーで本格的なものを揃えることができます。神具とは、神様へのお供え物を入れる器のことです。
基本となる神具は以下の7点です。これを「神具7点セット」と呼びますが、ダイソーではこれらが1個100円(税抜)の単品売り、もしくはいくつかがセットになった商品として販売されています。
| 名称 | 用途 | 必要数 | ダイソーでの特徴 |
|---|---|---|---|
| 榊立て(さかきたて) | 榊(さかき)を飾る | 2個(対) | 白い陶器製。サイズ展開あり(3寸、4寸など)。 |
| 瓶子(へいじ) | お酒(御神酒)を入れる | 2個(対) | 蓋付きの白い陶器。 |
| 水玉(みずたま) | お水を入れる | 1個 | 丸いフォルムの蓋付き容器。 |
| 皿(かわらけ) | お米とお塩を盛る | 2個 | 平たい小皿。 |
これらの神具は、一般の仏具店で購入するとセットで数千円することもありますが、ダイソーなら全て揃えても数百円〜1,000円以内で収まります。素材もプラスチックではなくしっかりとした陶器製のものが多く、見た目は高級品と比べても遜色ありません。

真っ白な陶器は清潔感があって素敵ですね。割れてしまってもすぐに買い替えられる手軽さが嬉しいです。
すべてを置くスペースがない場合は、無理に7点揃える必要はありません。「お米・お塩・お水」の3点だけに省略したり、お皿だけで対応したりしても、心がこもっていれば問題ありません。まずはご自宅の神棚スペースに合わせて、無理のない範囲で揃えていきましょう。
棚板やウォールシェルフの活用アイデア
お札と神具を置くための土台となる「棚板」は、ダイソーのインテリアコーナーにある「ウォールシェルフ」が最適です。木製のシンプルな板に金具がついているタイプや、アイアン素材のバーがついたおしゃれなタイプなど、デザインは多岐にわたります。
神棚として使うのにおすすめなのは、以下の特徴を持つウォールシェルフです。
- 奥行きがあるもの:お札立てだけでなく、前にお供え物(神具)を置くスペースが必要です。奥行きが10cm〜15cm程度あると安心です。
- フチ(落下防止)があるもの:地震などで神具が滑り落ちるのを防ぐため、浅いフチがついているトレー状のシェルフも人気です。
- ナチュラルな木目調:神聖な場所には、やはり自然素材の色味がよく合います。
また、コーナー(部屋の角)を活用したい場合は、「コーナーラック」を使用するのも一つのアイデアです。デッドスペースになりがちな部屋の隅を神棚にすることで、空間を有効活用できます。
セリアや無印良品との比較と違い

100円ショップの「セリア」や、インテリアブランドの「無印良品」でも神棚に使えそうなアイテムは販売されています。ダイソーと比較して、どのような違いがあるのでしょうか。
セリアの特徴
セリアは「DIY女子」やインテリア好きをターゲットにしているため、デザイン性が高いアイテムが豊富です。特にお札立てに関しては、木製の可愛らしいデザインや、アンティーク風の金具がついた棚板などが充実しています。
「可愛らしさ」や「洋風な雰囲気」を重視するならセリアも覗いてみる価値があります。ただし、本格的な神具(白い陶器類)のサイズ展開や種類に関しては、ダイソーの方が豊富な傾向にあります。
無印良品の特徴
無印良品の「壁に付けられる家具」シリーズは、神棚として非常に人気があります。質感の良いオーク材やウォールナット材を使用しており、安っぽさが全くありません。
しかし、価格は棚板一つで2,000円〜4,000円程度と、ダイソーに比べると10倍以上のコストがかかります。「長く使うものだから、多少高くても木の質感を重視したい」という方には無印良品がおすすめですが、「まずは安く始めたい」という方にはダイソーが圧倒的にコスパが良いと言えます。
結論として、「コスパと神具の品揃え」ならダイソー、「デザイン性とDIY素材」ならセリア、「高級感と質感」なら無印良品、という使い分けがおすすめです。
賃貸でも安心な壁掛け設置のポイント
賃貸住宅や新築のマンションにお住まいの方にとって、最大の悩みは「壁に大きな穴を開けられない」ことではないでしょうか。従来の神棚は太い釘やネジで固定する必要がありましたが、ダイソーのアイテムを使えば、壁へのダメージを最小限に抑えることができます。
ここで活躍するのが、ダイソーの便利グッズ「壁面にしっかり固定できるピンフック」や「穴跡が目立たないピン」です。
これらのピンは、針が非常に細く作られており(画鋲よりも細いものがあります)、抜いた後の穴がほとんど目立ちません。クロス(壁紙)の凹凸に隠れてしまう程度なので、退去時の原状回復トラブルを避けることができます。
もし、ピンの穴さえも開けたくないという場合は、ダイソーの「貼ってはがせるコマンドフック」のような強力粘着テープタイプも検討できますが、壁紙の種類によっては剥がす際に壁紙を傷めるリスクがあるため、慎重に選ぶ必要があります。基本的には「極細ピン」での固定が最も安定感がありおすすめです。
お札だけでシンプルに飾る方法

「神具まで揃えるのはハードルが高い」「毎日の水換えやお米の交換が続けられるか不安」という方は、無理にフルセットを用意せず、お札だけをシンプルにお祀りするスタイルから始めてみてはいかがでしょうか。
神社庁などの案内でも、必ずしも全ての神具を揃えなければならないという決まりはありません。最も大切なのは「お札を粗末にせず、高い位置に清浄にお祀りする」ことです。
ダイソーには「お札専用のマグネットホルダー」や、壁にピタッと貼れる「お札固定用テープ」なども販売されています。これらを使えば、棚板すら設置せずに、壁にお札を直接お祀りしているようなスッキリとした見た目になります。
また、リビングのチェストや本棚の上段をきれいに片付け、そこにお札立てだけを置くという方法も立派な神棚です。
これなら初期費用は「お札立て」の100円〜200円だけで済みます。まずは「お札の定位置を作る」という感覚で、シンプルにスタートしてみるのも素晴らしい心がけです。
ダイソー商品で神棚セットを設置する手順とマナー
- 最安でお札立てのみを飾るプランA
- 壁掛けでおしゃれにするプランB
- 本格的なフルセットを作るプランC
- 正しい神棚の向きと設置場所の注意点
- 雲の書き方と天井への貼り方
- ダイソー神棚に関するよくある質問
- ダイソーで揃える神棚セットのまとめ
最安でお札立てのみを飾るプランA
とにかく費用を抑えて、まずは手軽に神様をお迎えしたいという方におすすめなのが、お札立てのみを購入する「プランA」です。このプランの予算は、なんと110円〜220円(税込)です。
【必要なアイテム】
- 木製お札立て(または簡易お札差し):1個
【設置の具体的な手順】
- 場所の確保:タンスや食器棚、本棚の上など、大人の目線より高い位置にある平らなスペースを片付けます。ホコリを払い、水拭きをして清めましょう。
- 白い布を敷く(任意):もし可能であれば、ダイソーで売っている白いハンカチや和紙を下に敷くと、より神聖な場としての区切りができます。
- お札立てを置く:用意したお札立てを配置し、神社でいただいたお札を納めます。
このスタイルのメリットは、何と言っても手軽さです。壁に穴を開ける必要もなく、場所の移動も簡単です。まずはこの形から始めて、生活に余裕が出てきたら少しずつ神具を買い足していくという「育てていく神棚」も素敵ですね。
壁掛けでおしゃれにするプランB

次に紹介するのは、棚の上などのスペースがない場合に最適な「壁掛けプランB」です。賃貸住宅やワンルームマンションで最も人気のあるスタイルです。予算の目安は500円〜700円前後です。
【必要なアイテム】
- ウォールシェルフ(棚板):1個
- お札立て:1個
- 小皿(お米・お塩用):2枚
- 固定用の極細ピンフック:1セット
【設置のポイント】
このプランでは、ウォールシェルフのデザイン選びが重要です。部屋の雰囲気に合わせて、白木タイプやダークブラウンなどを選びましょう。設置する際は、必ず水平器(スマホのアプリでも代用可能)を使って、棚が斜めにならないように注意してください。
神具は全てを置くと棚板がいっぱいになってしまう可能性があるため、お米とお塩を盛る小さなお皿(ダイソーの豆皿などがかわいくておすすめです)だけを置く「略式スタイル」にします。
お水は毎朝交換するのが大変な場合、お米とお塩だけでも十分丁寧なお祀りになります。シンプルで圧迫感がなく、インテリアとしてもおしゃれにまとまります。
本格的なフルセットを作るプランC
最後は、100均アイテムとは思えないほど立派に見える「本格フルセットプランC」です。予算は1,000円〜1,500円程度かかりますが、見た目は数千円〜1万円クラスの神棚に見劣りしません。
【必要なアイテム】
- 幅広のウォールシェルフ(または板材とL字金具):1セット
- 鳥居付きなど立派なお札立て:1個
- 神具セット(水玉、瓶子×2、榊立て×2、皿×2):計7点
- 造花の榊(さかき):1束(2本に分ける)
【設置のコツと配置】
棚板は、これだけの神具を並べるために幅40cm〜50cm程度のものが必要になります。ダイソーのDIYコーナーにある板材と、おしゃれなL字棚受け金具(アイアン製など)を組み合わせて、オリジナルの棚を作るのがおすすめです。
神具の配置は、中央にお札、その手前中央にお米、右にお塩、左にお水を置きます。両端に榊立てを配置し、ダイソーで売っている「造花の榊」を挿します。
生の榊を絶やさず供えるのは大変ですが、造花であれば手入れも不要で、常に青々とした状態を保てます(神様に対して造花は失礼にはあたりません)。

全部並ぶと本当に壮観だよ!1000円ちょっとでこのクオリティなら、毎朝手を合わせるのが楽しみになるね。
正しい神棚の向きと設置場所の注意点

アイテムが揃ったら、次は「どこに」「どう」設置するかです。ここは100均グッズであろうと高級神棚であろうと変わらない、重要なマナーの部分です。
【最適な方角】
神棚は、「東向き」または「南向き」に設置するのが基本とされています。つまり、神棚の正面が東か南を向くようにします(=西側の壁か、北側の壁に取り付ける)。これは、太陽が昇る方向や、日当たりの良い方向を尊ぶためです。
【最適な高さと場所】
場所は、家族が集まる明るく清潔な部屋、一般的にはリビングが適しています。高さは、大人の目線よりも高い位置にお祀りし、神様を見下ろさないようにします。
住宅事情によっては、どうしても東や南に向けられないこともあるでしょう。その場合は方角にこだわりすぎず、「部屋の中で最も清浄で、お供えがしやすい場所」を選べば大丈夫です。神様は形式よりも、祀る人の心を汲んでくださると言われています。
雲の書き方と天井への貼り方
マンションや2階建ての戸建ての1階に神棚を設置する場合、「神棚の上を人が歩く」という状況が発生します。これは神様に対して「踏みつける」ことになり失礼にあたるとされています。
この対策として行われるのが、神棚の真上の天井に「雲(くも)」や「天(てん)」、「空(くう)」という文字を貼り付けることです。「ここより上は何もなく、天空ですよ」という意味を持たせます。
この「雲」の字も、ダイソーのアイテムで簡単に用意できます。
【用意するもの】
- 白い画用紙 または 半紙
- 筆ペン または 墨汁と筆
- 両面テープ
【手順】
- 白い紙に、心を込めて「雲」という字を書きます。達筆でなくても構いません。
- 正方形に切り抜くか、文字の形に沿って切り抜きます。
- 神棚の真上の天井に、文字が神棚から見て正しく読める向きで貼ります。
もし自分で書くのが苦手な場合は、ダイソーのプリンター用紙を使ってパソコンで「雲」と印字したものを貼っても問題ありません。木製の切り文字タイプもネット等では売られていますが、紙に書いたもので十分丁寧な対応となります。
ダイソー神棚に関するよくある質問

最後に、ダイソーで神棚を作る際によくある疑問にお答えします。
Q. 100円ショップのアイテムで神様をお祀りするのは失礼ではありませんか?
A. 全く失礼ではありません。神道において最も重視されるのは「清浄(清潔であること)」と「誠意(感謝の心)」です。高価な神棚でもホコリまみれでは意味がありません。
安価であっても、新しい清潔な道具を用意し、毎日心を込めて手を合わせることが一番の供養となります。
Q. お札が複数枚ある場合の並べ方は?
A. お札立ての形状によりますが、横に並べる場合は、中央に「天照大御神(神宮大麻)」、右に「氏神様(地域の神社)」、左に「崇敬神社(個人的に信仰する神社)」の順で並べます。重ねて入れる場合は、手前から天照大御神、氏神様、崇敬神社の順にします。
Q. 榊(さかき)の水換えは毎日必要ですか?
A. 生の榊の場合は、水が腐りやすいため毎日の交換が理想です。しかし、ダイソーの「造花の榊」を使用している場合は、水を入れる必要はありません。ホコリが溜まらないように時々拭いてあげましょう。
ダイソーで揃える神棚セットのまとめ
さいごに、記事の内容をまとめます。
- ダイソーに「神棚セット」という箱入り商品は基本的にはない
- インテリアコーナーと神具コーナーの商品を組み合わせて自作する
- 神具は年末年始(12月頃)に最も品揃えが良くなる
- お札立ては木製やマグネットなど様々な種類がある
- 神具(皿・水玉など)は本格的な陶器製が100円で手に入る
- 棚板にはウォールシェルフやコーナーラックが代用できる
- 賃貸では「穴跡が目立たないピン」を使って固定するのがおすすめ
- 予算200円〜1500円程度で、お札立てのみからフルセットまで作れる
- 神棚の向きは「東向き」か「南向き」が基本である
- 目線より高い位置に設置し、トイレ裏やドアの上は避ける
- 2階がある場合は天井に「雲」と書いた紙を貼るのがマナー
- 100均アイテムでも、清潔に保ち心を込めれば失礼にはならない
- 造花の榊を使えば手入れの手間を減らすことができる
- まずは無理のない範囲で、お札一枚からお祀りすることが大切







































